薩摩川内市 またもや普通建設事業費圧縮の時代に
現職時に左の「薩摩川内市財政健全化計画・中長期財政運営指針の策定について」(通知)を載せた。合併特例債をあてにした「合併特需」にうかれている建設業に冷水を浴びせるものだった。旧宮之城の建設業経営者らが「薩摩川内市と一緒にならなくてよかった」と口ぐちに話すのを聞いた。人件費には一切手をつけず建設事業費だけを削減し、平成19年度は68億円までに圧縮された。いま又、そういう時代を目の当たりにしている。
薩摩川内市 薩摩川内市 類似団体
八代市
目標財政指標 合併前 合併後 合併後
15年度 21年度 26年度 14年度
普通会計市債残高 662億円 570億円 430億円 400億円
公債費負担比率 17.2% 21%以内 16%以内 14.6%
経常収支比率 90.1% 86%以内 80%以内 82.3%
人件費 107億円 95億円以内 80億円以内 56億円
物件費 59億円 48億円以内 39億円以内 38億円
補助費等 29億円 29億円 29億円 33億円
普通建設事業費 159億円 72億円以内 60億円以内 73億円
公債費 81億円 75億円以内 60億円以内 40億円
読者諸氏は上の表をご記憶であろうか。平成16年11月9日付け各部・課、機関長宛ての「薩摩川内市財政健全化計画・中長期財政運営指針の策定について」(通知)である。普通建設事業費を合併前159億円あったものを合併後21年度は72億円に削減、26年度には60億円まで圧縮するというものだ。県内第1号で、しかも離島を含む広域合併で浮かれている、まさにその最中に策定され、通知されたものだ。
その後、平成19年10月12日、新たな名称「薩摩川内市中長期財政運営指針」として改定され、人件費を一切いじることなく、ただ普通建設事業費を72億円から7億円を上乗せして「79億円以内」に改定したものの、平成19年度の普通建設事業費は68億円にまで削減された。平成20年度以降、大型事業や地域活性化交付金事業の実施などにより増加に転じるものの、建設業を取り巻く環境は入札・契約制度の急激な改革とあいまって非常に厳しい状況に置かれたのは周知の事実である。
今年度(23年度)の一般会計当初予算は514億円を超えた。特別・企業会計を加算すると817億円の最大規模だ。ところが浮かれておれたのは、ほんの束の間の一瞬だった。
3月11日、東日本大震災が発生し、福島原発の大事故を引き起こした。「反原発」の国民的世論の高まりは想像以上のもので、原発立地市であるわが街にも甚大な影響を与えることになった。
国による23年度公共工事の一律5%カットをはじめ、市単独事業を含め建設事業では執行中止や計画の休止等が相次いでいる。しかも、わが街を支えてきた「原発3号機建設」が大きく揺らぎ始めていることだ。
かつてニュース子は「薩摩川内市は運の強い街」と評したことがある。それは何よりも「原発3号機建設」があったからである。しかし、もう浮かれてはおられない。それでここしばらく平和に慣れ親しんだ頭に冷水を浴びせるつもりで、上記の表を載せた次第。このままでいけば、来年度予算は23年度比10%削減は間違いないであろうし、合併特例債の切れる平成27年度はどんな水準にまで凋落するのだろうか。
薩摩川内市 薩摩川内市 類似団体
八代市
目標財政指標 合併前 合併後 合併後
15年度 21年度 26年度 14年度
普通会計市債残高 662億円 570億円 430億円 400億円
公債費負担比率 17.2% 21%以内 16%以内 14.6%
経常収支比率 90.1% 86%以内 80%以内 82.3%
人件費 107億円 95億円以内 80億円以内 56億円
物件費 59億円 48億円以内 39億円以内 38億円
補助費等 29億円 29億円 29億円 33億円
普通建設事業費 159億円 72億円以内 60億円以内 73億円
公債費 81億円 75億円以内 60億円以内 40億円
読者諸氏は上の表をご記憶であろうか。平成16年11月9日付け各部・課、機関長宛ての「薩摩川内市財政健全化計画・中長期財政運営指針の策定について」(通知)である。普通建設事業費を合併前159億円あったものを合併後21年度は72億円に削減、26年度には60億円まで圧縮するというものだ。県内第1号で、しかも離島を含む広域合併で浮かれている、まさにその最中に策定され、通知されたものだ。
その後、平成19年10月12日、新たな名称「薩摩川内市中長期財政運営指針」として改定され、人件費を一切いじることなく、ただ普通建設事業費を72億円から7億円を上乗せして「79億円以内」に改定したものの、平成19年度の普通建設事業費は68億円にまで削減された。平成20年度以降、大型事業や地域活性化交付金事業の実施などにより増加に転じるものの、建設業を取り巻く環境は入札・契約制度の急激な改革とあいまって非常に厳しい状況に置かれたのは周知の事実である。
今年度(23年度)の一般会計当初予算は514億円を超えた。特別・企業会計を加算すると817億円の最大規模だ。ところが浮かれておれたのは、ほんの束の間の一瞬だった。
3月11日、東日本大震災が発生し、福島原発の大事故を引き起こした。「反原発」の国民的世論の高まりは想像以上のもので、原発立地市であるわが街にも甚大な影響を与えることになった。
国による23年度公共工事の一律5%カットをはじめ、市単独事業を含め建設事業では執行中止や計画の休止等が相次いでいる。しかも、わが街を支えてきた「原発3号機建設」が大きく揺らぎ始めていることだ。
かつてニュース子は「薩摩川内市は運の強い街」と評したことがある。それは何よりも「原発3号機建設」があったからである。しかし、もう浮かれてはおられない。それでここしばらく平和に慣れ親しんだ頭に冷水を浴びせるつもりで、上記の表を載せた次第。このままでいけば、来年度予算は23年度比10%削減は間違いないであろうし、合併特例債の切れる平成27年度はどんな水準にまで凋落するのだろうか。
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